三木清「人生論ノート」

26日、三木清の「人生論ノート」が、NHKの番組「100分de名著」で最終回でした。

非常に難解な文章ですが、NHKの持って行き方がうまい。岸見一郎先生の解説と伊集院光の説明でなんとか分かる程度。文章は難解ながら、その指し示すものが

面白い。もっともっと知りたくなるという不思議な本です。

 

獄死してしまった三木清。戦争が終わったのに解放されず、旧体制の犠牲になった三木。言葉を駆使して哲学を伝えていった彼の言葉。時にはじっくりと人生について考えたいと感じました。

「言葉は空虚なもので、事実はつねに言葉よりも雄弁である」